シルフ
FF14における序盤のマスコットといえばシルフだろう。
特徴的な「頼りになるあなたにお願いがあるのでふっち」という語尾、芽キャベツのような愛くるしい姿…
なにを取ってもマスコットとして申し分ない。

可愛いでふっち。
さて、シルフとはシルフィードとも呼称される精霊で風や空気の元素を操るものとして、様々な物語に登場する。
このシルフの名付け親はというと、稀代の錬金術師にして、賢者の石を唯一作ったとされるパラケルススさん。
医化学会の天才であったり、ロンドンの問題児であったり人によっては様々な感想を抱く錬金術師。
しかしながら、錬金術師ではある。

レベル10というビビるほど高レベルな錬金術師こねね
折角、FF14にもある錬金術師さんが出てきたので、どーいったものかと軽く説明しておくと
手をパァン!と打つと地面が盛上が……らない!
錬金という漢字通り、卑金属から金を精製したいとう学問。もっというと、黄金で無くても良い。
その時代の造幣局の目を掻い潜りさえすればよい。
秘匿されている『お金』を個人で生成できればよい。
さて、掻いくぐるためには大っぴらに「銅65%、亜鉛35%混ぜたらコレさ、金に割と似てない?」とか喋ってると…ね?
ソッコー反逆罪的なのでコラ!って怒られちゃうので
パラケルススは気体をシルフとし、火をサラマンダー、鉱物をノーム、液体をウンディーネとした隠語を作った。
錬金術師同士にしか解らないレシピを作るための策で、実際そんなもん居たわけではない。
万有引力でお馴染みのニュートンの残したオリハルコン(真鍮)作成レシピですら化学記号が全てファンタジー用語に置き換わってるいるので、いつの時代も偽金というのは厳しく取り締まられるのだ。
さて、可愛いシルフの話に戻るでふっち。
シルフというのは女性系で描かれる事が多い。ラテン語の森を表すシルヴァとギリシャ語の妖精を意味するニンフを足して
シルフとした。ニンフ自体が女性の妖精というところで、シルフもまた女性の属性を持った精霊として登場する。
フランス語だとストレートにシルフィードというと優雅な女性の意味だったりもする。

シルフが住むのは、木漏れ日の美しいグリダニア領。
特性としては、風の精霊というよりも女性のお化けという感覚のほうが正解かもしれない。
人と同じで悪戯もするし、人助けもする。
そして、人と同じで愛が無ければ消えてしまう。(キリッ
あと…まぁ…、何故か操られるという魔法には弱いという特性もある。

撮影中でも容赦なく攻撃してくるダークネスふっち。
とここまでダラダラと文字数を稼いだのには理由があって──、
そもそも元素を説明するために生まれた存在なので殆ど伝承がない。
というより、パラケルススの書いた妖精の書以外には無いのだ。
が、だからこそ、FFならではのシルフとして魅力的な立ち振る舞いを
私たちに見せてくれているのかもしれないでふっち。
FF3ヶ月目のヌルゲーマー
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